いとう祐一郎 オフィシャルホームページ

5月21日 有志の方々が「いとう祐一郎さんと語る会」を開いて下さいました。
頂いた質問の中から幾つかシェアさせて頂きたいと思います。

●国や県のコロナ財政支援策は後手後手だと感じるが、いとうさんはどのように見ているか?
私の返答
確かに対策が後手後手になっている感が否めません。今回コロナへの対応で、各リーダーの行政能力が炙り出されたのではないかと考えます。大阪モデルや小池さんのやり方が一定の評価を得た一方、強い批判を受けた知事もいました。やはり地方自治の幅広い知識がないと、危機的状況を乗り越える事が出来ないのです。
私は今回に限っては、金銭に糸目をつけずやるしかないと考えます。県の財政を守り、県民の暮らしを二の次にするのは本末転倒。まずはしっかり財源を確保して、とことんスピード感をもって県民の暮らしを守る事が大切だと思います。

●いとうさんはコロナでパラダイムシフトが起こると発言しているが、具体的にはどんな変化が起こるのか?
私の返答
例えば、コロナを機にテレワークのウェイトが高まると思います。それにより、東京一局集中が緩和できるのではないか。地方にいても、仕事ができるのですから。もしそれにより一局集中が緩和されれば、首都圏で大地震がおこっても国のGDPの3割が一気に失われるような事態が避けられる。オンライン化が進めば、勤務や生活、教育のスタイルも大きく変わると思います。

●青少年のスポーツ振興策をもっと充実させてほしい 鹿児島や各地からTOPアスリートを呼んで地元の子供達に元気を与えてほしい
私の返答
スポーツは子供達を大きく育てます。今はコロナ感染拡大防止のため、TOPアスリートも練習がままならない異常事態です。
コロナ収束の折には私が知事時代に大隅に設立した国内最高レベルの競技施設「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」も大いに活用されるはずです。鹿屋体育大学とも連携をとっている施設であり、十種競技の練習にも対応している稀有な存在です。日本中からTOPアスリートが集まるこの施設もうまく活用して、もっと鹿児島の青少年のスポーツ振興を図っていきたいですね。

●休校に伴う子供達の学力低下問題をどう考えるか?
私の返答
コロナによる休校のため、子供達の学習が横並びで遅れてしまいました。教育行政は、あらゆる手段を講じて対応していくべきだが、(学力はいずれ取り戻せるが)学力低下より心配なのは、生活リズムが崩れたことにより体力や意欲が落ちてしまうことです。子供1人1人を見ながら、細やかに対応していく必要を感じています。


●未だ鹿児島では音楽・美術品といった芸術との触れ合いが生活に根付いていないという文化面の遅れがあるのではないか?
私の返答
仰る通りです。音楽や絵画など芸術を鑑賞することが、生活の一部になっていないのが現状です。日常生活に芸術が浸透していくよう、行政はもっと啓蒙に力を入れる必要があると感じます。また県民の皆様も、家族で美術館に足を運ぶような機会を今より作って頂けたらと思っています。

●女性の地位向上問題をどのように考えているか?
私の返答
例えば、フィリピンでは海外で学んだ女性が帰国すると、一気に(省庁の)局長クラスに就任します。しかしながら、日本はコツコツと地位を積み上げていく社会であり、システム上 そういうケースはあり得ない。そういう仕組や、家事や育児の負担を女性に多く求める価値観も、仕事をもつ女性の地位向上の足かせとなっています。私は鹿児島を愛し、よく知る女性がどんどん地元で登用されていくことを望みます。改善されるべき事の1つだと思っています。



以上、やり取りの一部をご紹介させて頂きましたが、多くのご意見から最近 鹿児島が「やっせん」という切実な想いが伝わってきました。地方自治のプロとしての知識や行政経験、また私見も交えてお一人おひとりにお答えしつつ 「もう一度 鹿児島を元気にしたい」という思いをかみしめた次第です。これからもできるだけ生のお声を拝聴して、今後の指針としていきたいと思います。

お忙しい中、お集まりくださった皆様に、心から感謝しております。ありがとうございました。